2009.10.2:集落跡を歩く

たまには遠くの空気を吸って気分転換を、と、思い切って5日間も家を空け、へとへとになって帰ってきてからすぐに臨時のミーティングを開き、ちょっとヘビーな議題も出てまして。

この日、ナイトハイクの野外料理においでになった小川町のボーイスカウト15名の方たちには、大変失礼してしまいました。
すみませんでした。


そしてその翌日は戸渡のちいさなお祭。
朝から神社などを清掃して、餅をついてお祝いし、お昼過ぎにはほぼ散会となりました。

戸渡の皆さんのほのぼのとした笑顔をお伝えしたかったのですが、カメラを忘れるという失態で、ぜひお見せしたかった芳子おばちゃんの餅づくりを激写し損ないました。
はあ〜〜。

さて、そしてその翌日、
慶應義塾大学湘南キャンパスから、一ノ瀬準教授と院生の小山さんがおいでになりました。
小山さんは先月からときどき元教員住宅に泊まって、戸渡と周辺の地域の調査を始めています。

2009.10.2:集落跡を歩く_e0001954_20135593.jpg

ピクニックコンサートのときもスタッフになってくださり、すっかりやまのがっこう色に染まっていましたっけ。

今回は一ノ瀬先生のご用件で、戸渡に隣接する十文字地区と幸之助地区を一緒に歩きました。

私もこの集落のことはとても気に掛かっていたので、勇んで道案内を申し出たのですが、幸之助地区の空き家はもう跡形もなく、あった場所すらほとんど分かりませんでした。

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ひとつの終焉を迎えた集落の姿。

大自然はあっという間にそれらを呑み込んで、何事もなかったように粛々と生命活動を続けています。

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「自然との共生」という言葉はもうすっかり手垢がついていますが、ほんとうにそんな言葉では現しきれない、もっと偉大で荘厳なものの中で、わたしたちはごく小さな存在として生かされているということ、当たり前のそんなことに、改めて不覚の涙をこぼした日でした。
by yamanogakkou | 2009-10-02 20:29


あ!


by yamanogakkou

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